久々に団塊の世代記事でも。
最近、父親の怒りの沸点が低くなってきたように感じます。退職後に一番顕著だった「すぐ怒鳴ったりする」ことは鳴りを潜めていましたが、少々のことですぐ怒ったり、自分の主張を強引に通そうとすることが多くなってきました。
そんな父とまともにやり合うことも少なくなかったのですが、最近、どうもこういった争いが不毛なように感じられ、何をどうすればいいのかということを考えていました。
無口になればいい
結論はこれです。父が主張を言ったり、強引さを見せたり、怒りかけても、こちらがスルーしておけばそれ以上にはあまりならないということに気づきました。
無理に張り合うと疲れるだけですので、あまり正面きって対抗するのは控えています。
団塊の世代にありがちなのがこの「主張を押し通す」という点です。たとえば電子マネーではすぐお金を使ってしまいそうなので、現金主義でいたいという母に対し、「そんなのは賢くない主婦がやることだ。ポイントがつくんだからカードをどんどん作ればいいんだ」という父。
これを側で聞いていると、結構イラッと来るんですよね。自分の主張と反することに対して、父は我慢するということができないようです。
だから何も口を出さないことにしました。
「どうせ年だからな」こう考えれば、言い争うことはあまりなくなると思うのです。正面から反論するから親子喧嘩になるのであって、こっちが大人になって父のワガママに対してスルーする能力を身に付ければ、それ以上は荒立たないのです。
なんだかネットの荒らしに対抗する策みたいですが、自分が何かを言ったらすぐ反論されてイラついている人ってかなり多いと思うんですよ。それは年齢を重ねても同じことなので、だったらこっちが何も言わなきゃいいんです。
真っ向から怒りをぶつけてくる人に対してこちらもぶつかっていたら、精神力が減るだけです。