RPGツクールの最新作である『RPGツクールMV』が2015年冬に発売決定したそうです。
【先出し週刊ファミ通】『RPGツクールMV』シリーズ最新作が大幅に進化を遂げて登場(2015年8月6日発売号) - ファミ通.com
シリーズ最新作となる『RPGツクールMV』がマルチデバイス対応になりWindowsとMacで登場 - ファミ通.com
- サイドビューバトル
- WindowsとMacで発売
- スマホなどのマルチデバイス・タッチ操作に対応
とのことで、僕はもう作る気力はありませんが、新たなツクールで出てくる新たなゲームを楽しめればなあと思っています。ツクールってカンタンなように見えて、じつは1本つくるのに膨大な時間がかかってしまうんですよね。
僕がその昔、個人的につくったツクールゲームは途中、飽きて放置した期間も含め、完成まで1年半もかかりました。もちろん、そのころはツクールゲームに夢を馳せ、長編をつくっていたんですが、短いものならもっと短期間で完成したかもしれません。
RPG制作の難しさをぞんぶんに味わえるソフト、それが「RPGツクール」
ツクールでRPGをつくるときの基本として「小さいイベントをひとつつくる」というものがあります。小さいものをひとつ完成させたら満足感が出ますよね。
その「小さいイベント」をいくつもつくってつなげていくと、いつの間にか長編RPGとなっています。昔ながらの長編RPGは「小さなおつかいイベントの積みあげ」ですから、レンガを積んでいくように、細かいイベントをいくつもつくって積みあげていくと、次第に長い物語ができているということになります。
しかし、ツクールでゲームを1本完成させるのにもっとも大切なことは「根気」にほかなりません。これさえあれば、あとはなんとかなります(笑)。それは身を持って体験しました。根気がないとマップつくって終わり…ってことになりかねません。
多くの人が陥りやすいのは「町中のマップや道具屋つくって終わり」ってパターン。これは最初の難関です。ツクールで一番大事なのは「フラグ管理」です。「スイッチ」を使い、「このスイッチがONになればこのイベントが始まる」っていうのを数多くつくっていかなければなりません。それこそ、気の遠くなるような作業です。これを飽きずにできるかってことなんですよね。
モンスターの名前決めて終わり、武器防具道具つくって終わり、主人公キャラつくって終わり…いくつもの「小さな終わり」」の向こうに完成という道が見えてくるのです。