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ウチの父に見る「悪い団塊世代」の特徴


      [ 2013/06/27] 生活 団塊の世代 編集

団塊モンスター―“妄走老人”たちの事件簿
高井 尚之
文藝春秋
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推定、約680万人いると言われる「団塊の世代」。
我が家の父を見るにつけ、「やっぱりこの世代はダメだ」と思わされることが多いです。

定年退職したあと、ご苦労なさっておられるご家族の方も多いのではないでしょうか。

定年後は「団塊モンスター」になりつつある、我が家の父に見る「悪い団塊世代」の特徴を書いていきます。


追記:2013/08/27
※長くなったのでもくじをつけました。


続きはこちらになります。








悪い団塊世代の特徴


・「俺が中心」
・人の話を聞かない
・自分が一番正しいと思いこんでいる
・「絶対」「100%」が口癖
・追い詰められると人格攻撃で反撃するか、怒鳴って話を終わらせる
・怒鳴ったあとで家庭内が気まずい空気になると逃げる
・上から目線で他人を馬鹿にする
・自分の意見が通らないとふてくされる
・「待つ」ということができない(行列に並べない)
・親切の押し売りをする
・自分より若い世代の意見には耳を貸さないが、自分より権威があったり、自分より地位の高い人の意見は聞く
・「金を払えば何を言ってもいい」という考えを持っている
・「こっちはお客様」という歪んだ特権意識を持っている
・会社生活を家に持ちこみ、妻や子どもを部下扱いする
・入社時からずっと会社生活だったため、それ以外の分野で人間的に成長できていない
・定年して自分でご飯が作れなかったり、奥さん任せになってしまうのが良い証拠
・全て自分の力で勝ち取ってきた人は物腰が低いが、会社にぶら下がってきた人ほど厄介になる
・自分で行動しないくせに口だけ動かして人を使おうとする

自分は恥をかきたくないくせに、他人には恥をかけと言い、肝心なところで思い切りが悪い。それなのに下の世代には行動を求める。そんな印象があります。

他の世代よりも確実にダメな人が多いと感じるのがこの「団塊世代」。もちろん、団塊でも落ち着いている方はいますし、なるほどなと唸らされる考えをお持ちの方も多いです。しかし我が家の父はそれに値しません。






食事にケチをつける


食事のとき、必ずと言っていいほど、メニューにケチをつけるようになりました。
それまでも、たびたび食事に関してはケチをつけていましたが、定年になってからそれがますますひどくなってきました。

楽しい食事の時間にいちいち文句をつけるのを見るのが嫌なので、僕が諭すように注意をすると

「うるさい!意見を言うのが悪いのか!」


ダメな団塊世代というのは、大きな声で怒鳴り散らすことを「意見している」と思いっきり勘違いしています。
結局、会社時代においしい物を食べ過ぎて、口が肥え切っているんですね。ぜいたくなモンです。また、「おかずが多い」とケチをつけるようになりました。

「いや、メシなんて食べられるだけありがたいことだよ。毎日、ご飯が出てくるだけ有難いと思ったほうがいいよ。」


と僕が言うとまた噛み付いてくるので困ったもの。

「おいしくない」


と作った人の目の前で言います。それを「俺が言わなかったらダメだ」と思っているから困ったものです。家族にとって迷惑極まりないことです。


悪い団塊世代の特徴
自分より若い世代の言うことには耳を貸さない。自分が一番正しく、自分の意見が世の中の意見。そんな自分に意見をしてくる者は許さない(ただし、自分から見て地位や権威のある人には平身低頭になる)。


僕は、たとえ子どもが相手でも、的を射ていることを言っているなと思ったときには、素直に「ありがとう」と言います。父はこれができません。

とにかく、言葉で追い詰められると怒鳴って話を終わらせる。会社に居たのに論理的に話を進めることができない。どこかに嘲笑と上から目線が入ります。

ただ、大きい声を出し、相手を萎縮させ、黙らせれば勝ちという風潮は許されません。言い合いをしてもキリがないので、我が家で話に終わりが見えないときはどちらかがいったん離れることでリセットしますが、団塊世代と付き合うのは酷です。

「自分が見たことがない、知らない、聞いたことがないものは、全て愚かな人間がやっている馬鹿な行為」


それを自分の基準で勝手に決めつけて馬鹿にするんですよね。あれ、なんでなんでしょう。グルメを気取っている割には、テーブルマナーが悪いのも特徴です。

食事中に席を立ったり、食べ方・飲み方が汚い。テーブルにヒジを付いて食べたり、口を開けながら食べる。最悪のマナーです。ただ単に「うまいもの」を食べたいだけでマナーや躾とは無縁のようです。


悪い団塊世代の特徴
食に関しては、人並み以上のこだわりを持ち、自分の味覚が一番正しいと思い込んでいる。生半可な料理では満足できない。極端に言えば、自分で作った料理には満点をつける。そして、その自分に対して意見をする者は愚か者であるという決め付けをする

郷に入っては郷に従えということわざ、団塊世代には通用しないようです。
全体に共通する特徴ですが

「自分に対して何かを強制してくる、決まりに対しては敏感になり、対抗しないと気が済まない」


こういったところがあります。

もう一度、確認をしておきますが、ここで言う団塊世代とは主にウチの父を指しているので、しっかり尊敬できる方もいます。それは確かです。

父よりもっと上の世代の方々(75歳以上~)の方々には、良識派が多いと思います。あくまで自分が出会ってきた方々だけを見てのことなので一概には言えませんが、父より広い視野で物事を見、ささいなことで腹を立てない人が多かったように感じます。

ウチの父は自分の口に合わないとご飯を残します。あれが許せないですね。もっと作ってくれる人のこと考えて食えと思います。

自分も学生時代は残したりしてましたけど、大人になってからは残さず食べるようにしています。自分の口に合わないからといって平気でご飯を残す。あれは許せません。三角コーナーに残飯を捨てる母の気持ちを考えたことはなさそうです。

「俺の口に合わないメシは文句をつけて残す」


団塊世代特有というわけでもないんでしょうが、耐える力というか、人の気持ちを考える力が、60歳を超えて極端に劣ってきたと思います。

会社を辞めたとたん、溜まったエネルギーの矛先を向けるがごとく、母の料理に文句をつけるようになりました。


悪い団塊世代の特徴
店や店員を見る目は本部の査定員のごとく厳しい。店側が決めているルールに「横暴だ!」と反発する。






世代的に「蹴落とす」ことが普通だった?


父の世代はライバルが多かったから、他人を蹴落とさないと上に行けなかったのは分かります。ただ、定年しちゃえば、言い方は悪いですが「ただの無職のオジサン」じゃないですか。

我々の世代は就職すら厳しく、正社員で仕事している自体がもはや勝ち組と言われる世代です。やむなくアルバイトや自営業、ウェブなどで生計を立てなければならない人も多い若者世代とは明らかに意識の差があります。

僕は、日本という国や社会が、高度経済成長期に出てきた「団塊の世代特有の気質や矛盾」を隠して甘やかし続けたため、この世代は人として大切なもの(奥ゆかしさや冷静さ)をどこかに置いてきてしまったのではないかと思っています。

近年、この世代がなぜここまでエゴイストなのかということについては、同世代の数が多く、競争が激しかったため、「俺が俺が」で前に出ないと社会で生き残れなかったからという説もあります。それはそれで仕方のないことだとは思うんですが、定年したら、家では普通の父でいて欲しいんです。

仕事をしまくって、会社生活を送ってこられたことは素直に尊敬します。しかし、あまりにも仕事を優先にしすぎて家庭を顧みない世代でもありました。海外から「エコノミックアニマル」と揶揄されたのもこの世代です。

自分が大人になってみて、家庭を支えていき、子育てをするためにはあの時代にはそれぐらい働かなければいけなかったのだなとは思います。しかし、それとこれとは別問題。定年しても横暴で偉ぶることを許容する人はいません。

自分たちが日本を作ってきたと勘違いしていますが、日本を作ったのは団塊世代の両親世代。しかも社会がそれを甘やかしていたため、団塊世代がいつの間にか会社の中心となり、そして定年へ。さらにダメな人になると、これがクレーマーへと変化します。

それは「会社生活を家庭に持ち込む」から。戦場を家に持ち込んで何がしたいのでしょう。そんなに戦場が好きなら定年しても自分で戦場を見つければ良いのに見つけようとしません。会社で役職に就いていた人ほど、人をアゴで使うようになります。会社生活が長かった人ほど、家庭で奥さんや子どもを部下のように扱います。

勘違いしないでください。

家族である以上、父に対して母であっても子どもであっても関係は対等です。上司と部下ではありません。どうにも間違った価値観が支配しているようなんですよね。


悪い団塊世代の特徴
ライバルが多く、他人を蹴落とし、俺が俺がの精神で前に出まくって地位を勝ち取ってきたため、譲り合いの精神が育っていない。日常生活の空気が読めない。会社生活を家庭に持ち込み、妻や子どもを会社の部下扱いし、自分はイスにふんぞり返り、全て口頭で指示をし、自ら動くということをしない(誰も家にいなければさすがに動く)。






体罰に関してもいろいろあるようで


昨今、問題になっている体罰に関しても

  • 「自分が子どものころは殴られるのが当たり前だった」
  • 「おじいちゃんというのは怖がられなければならない。」
  • 「昭和の父親というのはとにかく怖かった。自分もそうでありたい。」


どうでしょう。こんなのは時代遅れの何者でもありません。

普通は

「ああならないようにしよう」


と思い、ダメなところがあったらそれを反面教師にするのだと思いますが、自分が苦手なことは一切手を出さないのに人には指図する団塊親父をお持ちの息子さん・娘さんは多いんじゃないですか?文句言いまくるんだったら、自分で体張ってから言ってくれよと思うんです。

怒鳴ったり、時には殴ったりすれば、怖いお爺ちゃんだと認識させることができ、そのような間違った姿に「昭和の父親像」を重ねあわせ、小さな子どもに本気で怒鳴るお爺ちゃんがいます。それがウチの父です。

父は言います。

  • 「俺も小さいころはダメなことをすればお爺ちゃんに怒られ、ぶん殴られた。だから俺は怖い存在になるんだ」
  • 「家にひとり怖い存在がいないと、子どもがどんどん調子に乗る」
  • 「この人に逆らったら怖いぞっていうことを叩き込んでおく必要がある」


この理論が是なのか非なのか。僕は非だと思います。怒鳴っちゃダメでしょう。言えばわかるのに怒鳴る必要性がどこにあるのか。僕には理解できません。

僕は怒ったあとの場の空気が悪くなるのが嫌だから怒ったことがありません。あの空気が心底嫌いなんです。だから、わざわざ楽しい空気をぶち壊す父に腹が立ちます。子どもがたとえ間違った行為をして、怒鳴りたくなることがあっても、怒るのは親の役目であり、僕や父が怒鳴りつけることはないと思っています。

「怖くなりたい」

常々、父が言う言葉です。誰か怖い存在がいないと子どもが調子に乗るから、俺はその役目をやってるんだともっともらしいことを言いますが、お山の大将を気取りたいのが見え見えで、見ていて心底嫌な気分になります。

怖くなりたいということは、自分が舐められていると思っているのでしょう。ただ、もう還暦を過ぎ、舐めるも舐められるもないと思うんです。こういう人は最後まで間違った教育論のまま過ごすのでしょう。

やっぱり団塊世代を育てた親の教育方法って大間違いだったんじゃないですか?だってウチの父のように、還暦を過ぎてまともに子どもの教育ができるかと思いきや、怒鳴ったり威圧したり、恐怖で押さえつける教育しかしないじゃないですか。これは奴隷のつくりかたであり、教育ではないと思うんです。

子どもはやられたことをしっかり覚えていますし、トラウマになって将来に影響したらどうするんでしょうか。このことがきっかけで、精神的におかしくなってしまったら、お爺ちゃんは責任を取れるんでしょうか。楽しい思い出をつくりに来ているはずなのに、たかがそれぐらいで怒鳴られては、せっかくの楽しい空気も台無しです。怒った当の本人は満足そうにしていました。






何をするにも人を巻き込もうとする


追記:2013/08/27

特に一人っ子の団塊に顕著な傾向です。「一人遊び」がほとんどできないので外に出ようとする。それは良いんですが、何をするにも母や僕を巻き込んで行動しようとするので迷惑千万です。一週間のうち、ほぼ全部の日に関して一度は外に出ないと気が済まない。

誰かと一緒に行きたい。それはわかります。ですが頻度や行きたいと思う場所が遠すぎるんですよね。

「一人で行くのは寂しい」


こればっかりです。誰かと一緒じゃなきゃ嫌だと言います。父の悪いところは、それで時間を取られるこっちのことを一切考えません。定年して年金生活になったんだから、無駄遣いをしないで、そんなにいつもいつも出ないでもいいじゃないと母からすると母は言うんですが、父は絶対に嫌だと言います。

なら、友人と一緒に行けばいいじゃないかと思うでしょう。
ウチの父、友人がいないんですよ。
一緒にでかける友人が一切いない。だから家族が友人代わりになる。友人代わりになって一緒にでかけることを強制される家族はたまったもんじゃありません。とにかく出ていないと気が済まない、家にじっとしているのが嫌だ、そんなことをいつも言います。

テレビだけじゃなくて、父はネットも使えるので、情報をまとめたりそういうデータベースを見たりすればいいのにと思いますが、そういうのは嫌だと。

僕ならまあちょっと極端ですが、ネットで動画を見まくったり、ブログ書いたり、壁紙を集めたり、パソコン内のデータ整理をしたりと、いくらでも用事はあるんですが、そういう一人遊びができないんですよね。

「家にいる=テレビを見るだけ」


ことしか考えが及ばないというのもちょっと寂しいですよ。

団塊の世代だけじゃないんですが、「寂しがり屋の団塊」は面倒ですよね。何をするにしても人を巻き込んで、絶対に自分一人では行動しないんですから。極端な仲間意識にあふれ、すぐ家族を巻き込むのもこの世代の特徴ではないでしょうか。


悪い団塊世代の特徴
何か行動するときに必ず家族を巻き込んで行動しようとする。理由は「一人では寂しいから」。特に一人っ子に顕著な考え方ではあるが、団塊の世代がこの考え方になると厄介。父のように友人がまったくいない人がこの年齢になったとき、寂しさの埋め合わせをさせられるのは家族。






助手席に乗ると指示がうるさい


これ、結構うっとうしいと感じる人もいるんじゃないでしょうか。ウチの父はとにかく助手席に座るとうるさいです。右左折時に交差点で待っていると

「今行ける!ほら!行けなかった!」


駐車場でも、自分では好きなところに停めたいんです。ところが、停める直前になっていきなり指で指示し出します。

「そこも空いてる、あ、そこも空いてる」


うっとうしいったらありゃしません。好きなところに停めさせろといつも言っているんですが、決まって言うことはひとつ。

「空いてるところをわざわざ教えてやってるんだろ」


なんという余計なお世話。団塊世代だけの問題じゃないような気もしますが、この年代に多いんじゃないですかね。

また、駐車場で他人に駐車スペースを取られかけると異様に反応します。激烈なイス取りゲームばかりやってきた世代なので、他人に「譲る」という感覚そのものが希薄であるという面が出ていると思います。「他人に譲っていたら損をする。自分が前に行って他人より早く利を得ないと!」という気持ちだけが先行して生きてきたんだなあ、ということが如実にわかるエピソードです。

必ず言うんですよね。

「親切に教えて“やってる”んだろ」
「教えてくれてありがとうだろ」


よくいままで会社にいて、トラブル起こさなかったなと不思議なぐらいです。こんな父親が、会社では仕事もできる良い人で通ってたんですから。

いったい、日本の会社ってなんなんでしょうね。



続きはこちらになります。

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