「ただ~なだけ」と言う言葉は強制的に話を終了させてしまうので、使うべきではないと思う - 生活全般
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「ただ~なだけ」と言う言葉は強制的に話を終了させてしまうので、使うべきではないと思う

2014/06/11 編集
生活全般
コラム ネチケット
プレゼン「ただ~なだけ」

こういう言葉を使って話を終わらせようとする人は苦手です。この言葉の裏には

「これ以上この話をする気はないから。あなたの言っていることはこれで説明できるよね?はい終了」

という意味合いが含まれていると思うからです。

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要するに、自分の一方的な意見を押しつけて、相手とのコミュニケーションを強制的に終了させてしまうのです。これ、すごく気になっていたんですよね。この表現を見たとき、聞いたときほどイラッと来ることはありません。

対人関係で言葉として聞いても、ネットで文字で見ても嫌な感じがするんですよね。
それは「議論する気がない人」が好んで使っている気がするからかもしれません。


「こういった件で自分は迷っていて、 ~それでどうしようか悩んでいるんだ」

「それはただ○○すればいいだけ」


みたいに、話を振る側が一生懸命自分の意見を述べているのに、一言で話を強制的に終了されたらとイラッとしませんか?

この言いかたをする人に多いのが、「正論を言って得意気になっている」ことなんですよね。正論は時に人を傷つけます。正論を言って相手を言い負かせば勝ちのような風潮がありますが、それは違うと思います。

対人関係で正論ばかり言っている人は嫌われます。どこかに相手の逃げ道を残してあげないと、追い詰めるだけ追い詰めて、「後は知らん」ではコミュニケーションを自ら遮断しているのと同じことですよね。

現実でもネットでもコミュニケーションは重要ですから、少し言いかた(書きかた)を変えて

「それは~なだけだと思うんだけどなあ」
「それは~だと思うんだけど、違うのかなあ」


とするべきだと思うのです。こうすると現実でもネット上でも角が立ちませんし、話を続けることができる「余裕」を相手に与えることにもなると思うんですよね。点が点のまま終わらないんですよ。

「ただ~なだけ」


と切って捨ててしまうと、点が線にならないんですよね。それは面白くないというか、切って捨てる人は相手ともう話したくないからそれで話を終えた「つもり」になっているだけかもしれませんが、話の終わらせかたにもエチケットが求められると思うのです。

私はYES、NOをはっきりさせるよりも、日本特有のグレーゾーンをうまく使って緩く会話してくべきだと思います。文字によるコミュニケーションが主流となるネット上でも、書きかたを変えるだけで、相手に与える印象がずいぶん違ってきます。

私は積極的にこうしたグレー表現を使っていますが、ネットを見ていると、相手と相互にコミュニケーションを成立させるために考えながら会話をしている人はまだまだ少ないと感じています。

お互いに気持ちよく話を終わらせるために、「~なだけ」という使いかたは使うべきではないと思います。
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