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【新日本プロレス】獣神サンダー・ライガー引退に寄せて~THANK YOU LIGER!!


      [ 2020/01/11] プロレス 新日本 編集

いま、僕は「怒りの獣神」を何度も何度もリピートして聞いている。

そう、“世界の獣神”、新日本プロレスのジュニアヘビー級を牽引しつづけてきたスーパーヒーロー、獣神サンダー・ライガーのテーマだ。

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東京ドームでデビューし、東京ドームで引退する。こんなカッコいいレスラーを僕は他に知らない。
そんなライガー思い出話をとことん語っていこうと思う。勝手な思い出話に長々とおつきあいください(笑)








最初の出会いは「雪崩式フランケンシュタイナー」


あれはたしか小学6年生、土曜日の夕方だったと思う。当時、僕はまだ「プロレス」という存在を知らなかった。
僕には2歳下の弟がいた。その弟がこう言ってきたのだ。

「兄ちゃん兄ちゃん、テレビですごいのやってるよ!」

なんだなんだと見に行ってみると、テレビの中ではツノの生えたマスクをかぶった人が、コーナーポストの最上段から他のレスラーに雪崩式フランケンシュタイナーをかけている瞬間だった。あの光景はハッキリと覚えている。

「な、なんだこりゃ!?」

驚く僕に対していち早くプロレスに触れていた弟がこう言った。

「これ、プロレスって言うんだよ」

それが僕とプロレスの出会いだった。そういえばこないだ、弟も同じことを言っていた。

「俺がプロレスに興味持ったのはライガーがいたからなんだよなあ」

僕ら兄弟はそれから「獣神サンダー・ライガー」という選手の試合を食い入るように見るようになった。



プロレスから離れる時期はあってもライガーだけは見ていた弟


プロレスとは不思議なもので、大人になると「卒業」する人が出てくる。弟もそうだった。大学生になったころにはプロレスをあまり見なくなっていた。しかし、ライガーの試合だけはたまに見ていたという。それだけライガーの存在はプロレスファンにとって特別な存在なのだ。

たとえプロレスを見なくなっても、ライガーが出てくれば必ず見る。それが僕たち兄弟の暗黙の了解のようになっていた。



対ヘビー級の先駆者


ライガーといえば「対ヘビー級」をいち早く打ちだした人だ。1994年2月24日 日本武道館で行われた当時のIWGPヘビー級王者、橋本真也と一騎打ちを行ったのだ。

そこで観客が目にしたのは、上半身をあらわにしたマッスルボディのライガー、いわゆる「バトルライガー」だった。

2019年の10月14日、両国大会で鈴木みのると行った「最後のシングルマッチ」もバトルライガーだった。本当に興奮した。バトルライガーはここぞというときにライガーが見せるフォームだ。鍛え上げた上半身自体がもはやコスチュームの一部と化している戦闘用ライガーともいうべき姿に興奮した人も多いだろう。ライガーは常に挑戦してきた人なのだ。

僕ら兄弟がその真剣さに思わず目を見張った一件がある。あれはG1クライマックス2000。バトルライガーとしてヘビー級の祭典に挑んだライガーは後藤達俊選手と対戦。ヘビー級のパワーに追い詰められるも、最後はなんと垂直落下式ブレーンバスターでピンフォール!ジュニアがヘビーを食った瞬間だった。

試合後、駐車場でインタビューに答えていたライガーの興奮度合いは未だに記憶に残っている。以下がその全文である。たぶん記憶違いでなければ、ワールドプロレスリングで以下のようなことをしゃべっていたはずだ。

「よ~っしゃよっしゃよっしゃよっしゃ!勝った勝った!(アナウンサーに抱きつきながら)
フッ、フッ、フッ、フゥ~~ッ(しばらく周囲を回りながら)

やっぱヘビー級は奥深いわ!ジュニアがそれだけ簡単とかそういう意味じゃないよ。別の意味でヘビーは深い。嬉しい、とにかく嬉しい!」


このコメントからも、ライガーがいかに「ヘビー級超え」をひとつのテーマにしていたかがわかる。この試合はいまでも覚えている、思い出深い試合だ。



鬼神ライガー


昔、たしかゲームの闘魂列伝では、あの姿は「狂神ライガー」と表記されていたはずだ。まあそんなことはオールドファンの戯言と聞き流してもらって(笑)、顔面にペイントを施した「鬼神ライガー」の存在も忘れてはならない。
ふだんのライガー、戦闘用のバトルライガー、そしてライガーの怒りが最大限まで高まったときにのみ現れる「鬼神」。それが「鬼神ライガー」だ。

あの姿をひと目見たら、その時点で人はみな、ライガーの虜になる。1996年10月20日、神戸大会でグレート・ムタと戦ったとき、マスクを破られたライガーの下から現れた顔は白塗りの鬼神の姿だった。当時の映像があれば確認していただきたい。観客のどよめきと歓声がすさまじいことがわかるだろう。

その後、鬼神は3度出現している。2006年のCTU時代に非道との戦いで復活させ、2012年にはタイガーマスクと組み、タイチ・TAKAみちのくと対戦するも、途中でタイチにマスクを破られ、中から鬼神ライガーが現れた。

最後の登場は2019年9月の神戸。鈴木みのるの再三による挑発についにキレたライガーは、白塗りに赤いメイクというおどろおどろしい姿で最後の鬼神モードを出現させた。あれは怖かった…いままでのどの鬼神よりも怖かった…。

別キャラクターがこれほど認知され、活躍できたのはムタかライガーぐらいのものだろう。



ドーム2連戦は両方とも第1試合


1.4東京ドーム、本戦が始まったとたん、ドーム内は歓声とどよめきに包まれた。リング上に立っていたのは1990年代、リングアナを務めていた「ケロちゃん」田中リングアナだった。まさにライガーの最終章を司るにはうってつけの人材。特にライガーの全盛期を見てきた僕にとっては「あの時代が帰ってきた!」と言わんばかりの展開だった。

登場したレスラーも豪華な懐かしい顔ぶれだった。僕はテレ朝チャンネルで見ていたのだが、新日本プロレスワールドでは音楽の差し替えが行われたらしい。残念。テレ朝チャンネルでは全レスラーの入場テーマ曲がちゃんと流れていた。

エル・サムライ、保永昇男、サスケに大谷、高岩…あの頃の新日ジュニアを見ていた人間ならば「おおっ!」と言いたくなる面々。保永さん年とったなあ…自分だって40代なんだから当然か。大谷が昔の黒タイツで出てきてくれたのが感動した。あの頃と同じだよ~。

無理だったけど、願わくばこの場に金本やカシンもいてほしかったなあ…。

両日ともに第1試合だったのは、ライガーの意向だったのかなと。去る人間は第1試合でいい。あとは若い人に託すというライガーの考えもあってのことなんだろうなと思った。こういうところも世界の獣神である。

1月5日は佐野直喜と組んで、高橋ヒロム、リュウ・リー組と対戦。バチバチのファイトをした結果、ヒロムのTIME BOMBに敗れたが、お祭りムードではない、怒りの獣神が見えた試合だった。



引退の10カウントゴングは信じられなかった


1月6日の大田区大会。本戦開始前に行われたライガー引退セレモニー。

僕は信じられなかった。あの獣神サンダー・ライガーが10カウントゴングで引退する姿を、1月6日のこの日までいっさい想像できなかったからだ。

昨年に「来年のドームで引退いたします」と言っていても、終わりに向かってじょじょに走っていくライガーを見ていても、ドーム2連戦で引退試合を行ってもまだ、ライガーが引退するなんて信じられなかったのだ。

だが、10カウントゴングは大田区体育館に鳴り響き、そしてライガーは引退した。数々の伝説を生み、日本のプロレス界のジュニアヘビー級の地位を底上げしたレジェンドが引退した。

でも、あのハッピーな空間を見ていたら、これでよかったんだと思った。ライガー自身が決め、まだバリバリ動けるうちに引退する。これぞ美学。これぞ獣神の哲学だなと感じた。

引退というとしんみりしてしまうが、ライガーの引退式はそんなものを感じさせなかった。まだまだ引退後も走り続けるぞ!というライガーの意気込みも感じたし、普通は照明を落とす10カウントゴングも、周囲が明るいまま行ったのも印象的だった。さらにはリング上に若い選手たちを残し、自らが先に帰ったライガーの姿も印象に残った。

1年かけて戦いたい相手と戦い、最後はドームで2連続の引退試合。翌日には大々的な引退セレモニーと、現役レスラーの中でここまでの引退式をやってもらえるレスラーというのは数えるほどしかいなかったと思う(小橋建太・天龍源一郎)。

弟はこの引退試合を両日観に行った…なんて羨ましい。会場は大歓声だったという。



引退後のプラン


そんなライガーだが、引退後のプランもあるらしい。「追って発表できると思う」とライガー自身が言っていたので、おそらく新日本プロレスに残り、なんらかの役割や仕事があるのだろう。

願わくば道場の管理人として、また、道場主として新日本プロレスの寮に住みつづけてほしいと思っている自分がいる。なんだかライガーがいてくれれば新日本プロレスは安心という意識が強いのだ。

ライガーさんは引退後も仕事が山積みだと思うし、これからの第二の人生をたっぷりと楽しんでいただきたいと思っている。フィギュアづくりにも熱が入りそうだし…。


ライガーさん、本当にお疲れさまでした!僕をプロレスと出会わせてくれて、本当にありがとうございました!!獣神サンダー・ライガーは永遠に不滅です!!



ライガー引退試合と引退セレモニー動画はこちらから!(新日本プロレスワールド)


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