【ゲーム思い出話】自分の恋愛観が磨かれた(?)「ときめきメモリアル~forever with you~」 - ゲーム思い出話
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【ゲーム思い出話】自分の恋愛観が磨かれた(?)「ときめきメモリアル~forever with you~」

2021/05/01 編集
ゲーム思い出話
ゲーム コラム シミュレーション
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1995年、プレイステーションに革命的な恋愛シミュレーションゲームが登場していたことを、当時の僕は知らなかった。

僕が彼女たちと出会ったのはそれから1年後、1996年の春だった。
当時、大学受験に失敗して予備校通いが確定していた僕は、大学受験から予備校入学までの約1ヶ月間のあいだ、ヒマができた。そこでゲームでもして受験失敗の傷を癒そうとしたのが間違いだった。このゲームとの出会いはそこから僕を1ヶ月間、引きこもり生活へと誘うことになる。

春の足音が近づいてきていた3月。近所のゲームショップで目ぼしいゲームがないか探していた僕の目に、突然、かわいい女の子が描かれたゲームパッケージの絵柄が飛びこんできた。

それが「ときめきメモリアル~forever with you~」だった。


思えば、「恋愛シミュレーション」というジャンルをプレイするのはこれが初めてだった。この「ときメモ」自体は1994年にPCエンジンSUPER CD-ROM2で発売されていたが、その存在はまったく知らなかった。初代プレイステーションが家庭用ゲーム機としての覇権を握ってから知ったのは大きかったと思う。

さて、ここから僕の初恋というか、初めての彼女が決まることになった。なにせ初めて恋愛ゲームをプレイするのだ。彼女が最低でも一人は作ることができるのだ!いままで奥手で恋愛とは無縁だった自分にもついに彼女が…!ハァハァ…!とか心の中で興奮しながらゲームを買って帰ったことはいまでも忘れない。

まるで「こち亀」の左近寺が初めて恋愛シミュレーションゲームをプレイして「どきメモ」の「沙織ちゃん」に「たっくん」とか呼ばれてへにょったように、僕もそうなる予感がしていた。

ゲームを起動すると、まず自分と彼女の名前や誕生日を設定する。そしてゲームがスタートするのかと思いきや


「すっきっとか、嫌いとか~言い出したのは~だ~れ~な~の~か~しら~ 駆け抜けてゆ~く~ わ~た~し~の~ メモリアール」


というアニメのOPがスタートした。そう、藤崎詩織役の声優、金月真美さんが歌うときめきだ。


「き、効くぜ…」

かわいい女の子の通学風景。そこに自分もいる。高校時代、恋愛なんてしたこともなくて「こんな恋愛できたらいいな」ってずっと思ってたあの心象風景が完全再現されている。


こ れ は 期 待 で き る


「ときメモ」のプレイスタイルは至極単純。学業とか運動とか容姿のパラメーターを上げる。そして数多くの女の子と出会い、部活などを頑張り、デートして好感度を上げ、最終的に「伝説の木の下で告白されること」がこのゲームの目標である。


告白


自分の人生には逆立ちしてもなかった言葉である。
告白だって。へへへ。告白かあ…女の子から告白されるゲーム…なるほど。これが恋愛シミュレーションゲームというやつか。これいつは腕が鳴るぜ!


こうして、僕の恋愛シミュレーションゲームとの出会いが始まった。


考えてみると、恋愛シミュレーションゲームというジャンルは素晴らしいジャンルである。自分のような恋愛にまったく縁がない男でも、最悪なゲームプレイさえしなければ、最低一人は彼女ができるわけだ。

まだ液晶テレビなんてなかった時代。自室にあった14型のブラウン管テレビに初代プレイステーションをつないで、昼夜問わずときメモをプレイしていたことは忘れない。いい思い出である。

高校生活では彼女に縁がなかった自分だが、ゲームの世界では複数人の女子と仲良くなれていた。そうか、恋愛ってこうやるのかと男としての自信が意味もなくついていた。

実際の恋愛ならダメだが、ゲームなら任せろということで、僕はどんどんゲームを進めてパラメーターを上げていき、女子ともいい感じになりつつあった。

しかしここでリアルなのが「ときメモ」。特定の女子と仲良くしていると、ほかの女子に「爆弾マーク」がつく。要するに「変な噂」が立つわけだ。プレイボーイの俺としてはこれは由々しき事態である。ここからがいわゆる「爆弾処理」と呼ばれる「ときメモ」最大の難所である。

最初から特定の女子だけ狙ってプレイするならそれほど攻略難易度は難しくないのだが、このゲーム、高校生活の中でどうしてもパラメーターを上げなければならない。そうすると否応なしに注目され、女子との出会いも増えていくのである。

これはまずいということで、目的の女子ばかりでなく、プレイボーイの俺は他の女子から嫉妬されないようにうま~~~く「付かず離れず」の付き合いを続けていく必要に迫られることになるのだ。モテる男は辛いぜ。

そんなこんなで高校生活3年間を終え、ついに迎えた卒業の日。もちろん告白されたい女子は幼馴染であり、学園随一のアイドル、藤崎詩織である。

卒業式が終わると机の中に手紙が…………!


や っ た ぜ 


ついに、ついに!俺が女子から告白される日がやって来たのだ!フハハハ!勝った!

ゲームの中の主人公と同じく、急いで伝説の樹の下に行った俺を待っていたのは……


詩織の友人である美樹原愛さんだった。

ときめきメモリアル 美樹原 愛 おやすみシーツ



えっ……?


と思いつつも、美樹原さんと付き合うことになった俺。


そう、このゲームでヒロインである藤崎詩織を落とすには、とんでもない高難易度の攻略をしなければならないのである。

ちなみに詩織に告白されるためのパラメータは以下である。

体調 30以上
文系 130以上
理系 130以上
芸術 130以上
運動 110以上
雑学 120以上
容姿 100以上
根性 100以上
ストレス 50以下


特に「根性」と「容姿」を高水準でキープし続けないといけないのは至難の業。必要デート数も12回以上は必要となるなど、ゲーム中最大の難易度を誇る。

そのため、必然的に主人公は高パラメータになるわけで、最終的に詩織を落とせないと、高確率で美樹原さんになるという経験をしたのは自分だけではないだろう。


しかしながら、1周目ではようやく念願の彼女を手に入れた俺だった。ついに俺にも彼女が…!

それからというもの、来る日も来る日も「ときメモ」をプレイし続けた俺だったが、ついに詩織を落とすことはできなかった。この詩織を初プレイで落とした有野課長はすごいとしか言いようがない。

ときメモと自分の出会いは以上となる。思えばそれまで恋愛シミュレーションゲームをプレイしたことがなかった自分にとって、このゲームとの出会いはまさに天啓であった。上記にも書いたが、こち亀の左近寺状態となり、ニチャァ…ってしながら自室でときメモをプレイしているときの自分は最高に気持ち悪かったと思うしその自覚があった。

そんなこんなで1ヶ月半の「ときメモ」生活を終えた自分は翌年、大学に合格し、その後は高校生活シミュレーションではなく、大学生活の恋愛シミュレーションゲームである「リフレインラブ」にハマることになるのだが、それはまた別のお話…。



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Ken
Admin: Ken
1977年生まれのファミコン世代。好きなゲームジャンルは主にRPGとアクション。基本的にコンシューマゲーム中心にプレイ。小学6年生のときにハマった新日本プロレスをこよなく愛す。
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