【再掲】日本と海外の「ホラー」概念の違いについて考えてみる - その他の不思議
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【再掲】日本と海外の「ホラー」概念の違いについて考えてみる

2021/01/13 編集
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不思議 コラム ホラー
ホラー

PS用ゲームソフト「バイオハザード」が発売されて、はや十数年。日本のホラーゲーム文明開化は、バイオで始まったと言っていいでしょう。

人間が心の奥底に持つ「恐怖」への本能。それを見事に刺激したこの作品は今なお根強い人気を誇っています。


日本人チームが作ったバイオですが、海外でも文句なしの人気。映画化されたり、海外版の売れ行きが好調なことを見ても、民族間の感覚を超えた作品であると言えるでしょう。

しかし、日本と海外の「ホラー」の概念を比べてみると、こちらとでは随分と差があると思います。
ハリウッド映画を例えに出しますが、日本人は「じわりじわりの恐怖」を好むのに対し、向こうでは「ビックリ系の恐怖」が多いことに気がつきます。

昔から「ジェイソン」「プレデター」「エクソシスト」と日本のように「得体の知れないものへの恐怖」ではなく、「実体化した恐怖との戦い」を主に描いてきたハリウッドとでは最初から恐怖の対象が違うわけで、それは「Jホラーリメイク作品」にも現れています。

有名な「リング」ですが、海外版は「貞子」の変わりに「サマラ」という幽霊が登場します。
封切りされてすぐに映画館へ見に行ったのですが、このサマラが貞子とは違い、TVから出てくると貞子のように「ズル・・ズル・・」と近寄るのではなく、ドラゴンボールのように「ピシュン!」と、瞬間移動で近づくのです。

ゆっくりと近寄る恐怖に対し、いきなり目の前にくる恐怖を描いているところは「日本人とは、感覚がずいぶんと違うものだなあ」と感じました。


向こうでは「グロ系=ホラー」と解釈されているようです。これも文化の違いと言うべきなんでしょうか。エイリアンなどに代表されるように「異形の生物」がホラーの対象で、「1ま~い・・2ま~い・・皿が足りな~い・・」ではないわけです。
欧米では「サイレントヒル」が人気なのがその証です。サイレントヒルは、日本でも爆発的に売れました。

僕もプレイしてみましたが、「日本の恐怖+海外の恐怖」の作品でした。
バイオのようにじっくり来る恐怖もあれば、異形の生物も登場。あれは両方のファンに受け入れられた結果でしょう。

ゲーム性の問題もあるのでしょうが、「すべての人間が恐怖と感じるポイント」を抑えている作品は国・民族を問わず、受け入れられるということが言えると思います。

ホラーに見る恐怖感性は、国によって意外と違っているものです。


※この記事は過去記事を再編集したものです。
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Ken
Admin: Ken
1977年生まれのファミコン世代。好きなゲームジャンルは主にRPGとアクション。基本的にコンシューマゲーム中心にプレイ。小学6年生のときにハマった新日本プロレスを現在までこよなく愛す。好きな選手は棚橋弘至と内藤哲也と小島聡。
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