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日本と海外の「ホラー」概念


      [ 2009/06/30] 不思議 その他の不思議 編集

PS用ゲームソフト「バイオハザード」が発売されて、はや11年。
日本のホラーゲーム文明開化は、バイオで始まったと言っていいでしょう。
人間が心の奥底に持つ「恐怖」への本能。
それを見事に刺激したこの作品はPS3で「バイオハザード5」が発売されたように、
今なお根強い人気を誇っています。

バイオハザード5
カプコン
発売日:2009-03-05
おすすめ度:4.0


日本人チームが作ったバイオですが、海外でも文句なしの人気。
映画化されたり、海外版の売れ行きが好調なことを見ても、
民族間の感覚を超えた作品であると言えるでしょう。

しかし、日本と海外の「ホラー」の概念を比べてみると
こちらとでは随分と差があると思います。ハリウッド映画を例えに出しますが
日本人は「じわりじわりの恐怖」を好むのに対し
向こうでは「ビックリ系の恐怖」が多いことに気がつきます。

昔から「ジェイソン」「プレデター」「エクソシスト」と
日本のように「得体の知れないものへの恐怖」ではなく
「実体化した恐怖との戦い」を主に描いてきたハリウッドとでは
最初から恐怖の対象が違うわけで、それは「Jホラーリメイク作品」にも現れています。

有名な「リング」ですが、海外版は「貞子」の変わりに「サマラ」という
幽霊が登場します。封切りされてすぐに映画館へ見に行ったのですが
このサマラが貞子とは違い、TVから出てくると
貞子のように「ズル・・ズル・・」と近寄るのではなく
ドラゴンボールのように「ピシュン!」と、瞬間移動で近づくのです。
ゆっくりと近寄る恐怖に対し、いきなり目の前にくる恐怖を描いているところは
「日本人とは、感覚がずいぶんと違うものだなあ」と感じました。

ザ・リング [DVD]
アスミック
鈴木光司(原著)アーレン・クルーガー(脚本)
発売日:2003-05-02
発送時期:在庫あり。
ランキング:41008
おすすめ度:3.5
おすすめ度3 鈴木光司の懐が賑わうと思うと腹が立つ
おすすめ度4 なかなか!
おすすめ度4 思ったより良かった
おすすめ度3 日本の『リング』のハリウッドリメイク版
おすすめ度4 面白かったです!


向こうでは「グロ系=ホラー」と解釈されているようです。
これも文化の違いと言うべきなんでしょうか。
エイリアンなどに代表されるように「異形の生物」がホラーの対象で
「1ま~い・・2ま~い・・皿が足りな~い・・」ではないわけです。

欧米では「サイレントヒル」が人気なのがその証です。
サイレントヒルは、日本でも爆発的に売れました。

私も「ザ・ルーム」を購入してプレイしてみましたが、
「日本の恐怖+海外の恐怖」の作品でした。
バイオのようにじっくり来る恐怖もあれば、異形の生物も登場。
あれは両方のファンに受け入れられた結果でしょう。

ゲーム性の問題もあるのでしょうが、
「すべての人間が恐怖と感じるポイント」を抑えている作品は
国・民族を問わず、受け入れられるということが言えると思います。
また、ホラー映画の感性が近い国といえば、やはり「韓流ホラー」でしょう。
「箪笥」「ザ・アイ」「友引忌 -ともびき-」など、日本人が見ても
十分に恐怖を感じることができる作品だと思います。
ホラーに見る恐怖感性は、国によって意外と違っているものです。




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